ママのつれづれコラム

2002,7,24

夏の生活
春にチューリップを咲かせていた庭の一角に、今、夏野菜を育てています。 ナス、トマト、ミニトマト、きゅうり、ピーマン、サニーレタス、枝豆、大葉など。 取れたてを食べるのが夏の楽しみの一つです。自家製野菜はみんな味が濃いんですね。
うちのナスの料理法に「丸揚げ」というのがあります。皮をむいたナスを丸ごとフライにするんです。 天ぷらとは全然違う味わいがあるんですよ。天ぷらだとナスがかなり油を吸いますが、フライだと ほとんど吸わずに、とろけるように柔らかくなるんです。薄めのソースでいただくと美味しい! よく、ひき肉をはさんで揚げることはあると思うんですが、あえてシンプルに料理したほうが うちでは人気があります。

奥からトマト、ナス、ピーマン、大葉


2002,6,28

蛍の話
蛍を見たことがありますか。
あきらパパの実家は、蛍の名所で知られる長野県辰野町というところです。 何と歩いて5,6分で蛍の生息地に着いてしまうのです。
先週末、ほたる祭りだというので出かけてきました。 確かに、蛍はたくさんいました。ひそやかに点滅し、すーっと出てきては 消えていく…それは、本当にはかなげで、でも力強くもあり、人工の光ではない 不思議なものです。時折、乱舞のように光が舞い踊ることもあり、 手を伸ばすとすぐそばに飛んでくることもあります。
でも、残念なことに人出が多く、そのためにロープが張られ交通整理が行われ, その上、あろうことかフラッシュをたく人までいる! 動物園みたいで、風情や情緒が全然ないのです。
近いのだから夜中に行けばいいのですが、待ちきれずに 9時頃見に行ったのです。
蛍は、蛍だけは、真っ暗で本当に静かな中、息をひそめるようにして 見たいものです。でもここの蛍も一時はほとんど絶滅して、大変な努力で 復活させたらしいので、見られるだけで贅沢だと思わないといけないのかな。
6月の2週間ほどだけの光の饗宴です。


2002,5,21

GW裏話 その2
今日、宅急便が届きました。GWにガラス細工で楽しんだ「時空館」からで、中身は ママが作ったフュージング・ガラスのお皿です。思ったとおりの仕上がりにとても満足(*^^*)
でも実はこのお皿は当初の予想よりかなり高価なものになりました。 最初、”「フュージングガラス」 2200円〜”と書いてあるのを見て始めました。 お客さんが多いのでお店の方も忙しそうで、やっと、やり方をとりあえず教わってとりかかると、 けっこう夢中に!透明なプレートに色ガラスを切ったり砕いたりしながら載せていくのです。
仕上がって精算してもらうと、「ガラスのプレートが2200円。参加料が*000円(!) お皿への成形料*00円(!)焼成料*00円(!)宅急便料*00円(!!)」 何と6000円以上のお皿になっていました。ちょっとびっくりでしたが、 面白い体験だったので、出来あがりを楽しみにしていました。
ユイいわく「これ、何をのせるの?」うーん、確かに食べ物をのせるって雰囲気ではないですね…

「ブルーグラス」


2002,5,8

GW裏話
GW,特に5月3日の下りの中央道は、毎年殺人的な渋滞です。30キロくらいの渋滞になると、 頭がぼーっとしてきて「ここはどこ?なぜ私はこんなところに?」とでもいうような、感じになります。 こいちゃんずは、お盆とお正月に必ず中央道を 通って帰省して、その混み方がいかにすさまじいか身をもって体験しているので、逃げ場の無い5月3日に 中央道は絶対乗らないと決めていました。でも、今回その「タブー」を破ることになりました。
考えたのが2日の夜に出発し、諏訪の妹宅に泊めてもらうということでした。しかし、夜7時には首都高は すでに満杯でなかなか抜けられず、中央は渋滞こそないものの、車が多くて思うように走れず。 結局、家を5時半に出て諏訪に着いたのが12時近くなっていました。「GW恐るべし」

3日は蓼科を廻って清里に行くことにしました。蓼科は諏訪インター、清里は須玉インターを使うのが 一般的ですが、両方とも出口から混むのは必至です。そこで、裏技として!諏訪南インターから原村を 通っていくとあまり混みません。快適な高原ドライブを楽しむことができます。
蓼科の目的は「エスポワール」という欧風レストランで、ベーコンを食べることでした。「どっちの料理ショー」で シェフ手作りの究極のベーコンが紹介されたからです。ユイがベーコンが大好物なんです。 別荘地の中の静かなお店はベーコンなどの燻製はもちろん、パンやハーブなど、自家製にこだわったシンプルなお店でした。 外のテラスから木に登るリスが見えました。
ところが、肝心のユイはベーコンを食べてもノーコメント。私も食べてみてユイの沈黙の訳が分かりました。 「これは、いつも家で食べるベーコンとあまりに違っている!」シンプルな燻製としてのベーコンはそのまま煙の 味がするのでした。全然脂っぽくもありません。大人向きの深い味わいでしたが、複雑な顔のユイがおかしくて、笑ってしまいました。 もちろん、ベーコンだけ頼むわけにはいかなかったので、鳩のロティ、白アスパラのサラダなど、珍しいものを 一緒に頼んでみました。味付けが非常にシンプルで、素材の味で勝負していることがよく分かるお料理でした。
2階には客室もあって泊まってゆっくり食事を楽しむこともできます。秋のきのこも絶品とのことで、 また来たくなるお店でした。

燻製(くんせい)小屋


2002,1,27

家の中で犬と暮らすということ
まだ犬と暮らしていない人のために。
「家の中が汚れない?」「家が傷まない?」と聞かれることがあります。その人がどういう気持ちで その質問をしているのかによって、実は答え方が少し変わってきます。「物好きね」みたいな人には 「思ったほどではないですよ。」と答え、「これから犬を迎えたい」と思っている人にはある程度、 心構えになるようなことを答えます。いずれにしても「ぜーんぜん」と答えるのは やはり無理があります…
犬によってかなり差は出るかもしれませんし、キビシイしつけや、十分な手入れによっては 汚れない、傷まないということも可能かもしれません。 ちなみにうちの場合。
いつも部屋の隅にふわふわとホコリが舞う (主にラヴィの毛が抜けたもの)
うちの暖房はガスファンヒーターなのですが、2年経つと調子が悪くなります。 ラヴィの毛が中に入ってしまうためです。中を掃除してもらうと直ります。 ただ、それでもラサアプソは毛が抜けない犬種と言われています。
フローリングに細かい傷がつく (ラヴィの爪切りをさぼったため?)
特に玄関は、ラヴィが喜んで走りまわる事が多いせいか(散歩の前,家族の帰宅など) 目立ちます。
廊下の壁の下側が汚れる (ラヴィが散歩から帰ったあとなど、体を擦りつけている)
さらに、子犬のときにはテーブルの足をかじかじしてボロボロにし、 壁紙をちょっとしたほころびから、引っ張ってはがしています。
さらにさらに、明らかな嫌がらせによって家の中に大きな黄色いシミ!を 発見することがあります。
トイレの問題はやはりなかなか厄介です。ラヴィの場合、してはいけないと 十分わかっていても、することがあります。(事件簿「チャーハン事件」参照)
でもでも、だからといって、家の中で犬を飼うことをやめようと思うことは 全くありません。


2002,1,10

今年の目標!

こいちゃんずでは、毎年お正月の初詣のとき、一人一個ずつ小さなダルマを買ってきます。 そしてそれぞれが決めた「今年の目標」を書いて片目を入れ、目標達成を誓うのです。
ここのところ、無事に目標を達成しているのはユイだけ… ちなみに昨年のユイは<個人メドレーで100m泳げるようになる>でしたが、5月にさっさと達成しました。
あきらパパは<体重を5キロ落とす><ゴルフのスコア77>でしたが、どちらも全くかすりもせずに、一年が終わりました。 私は<50メートル連続で泳ぐ><年一回は着物を着る>でしたが、後半はプールにさえ行かなくなり、着物は夏に浴衣を着たのが 精一杯で結局着物はタンスの外に出ることがありませんでした。
着物は茶道の稽古を中断してから、着ることがなくなってしまって、着なくなると出すのさえ億劫になってしまう、 という悪循環…今年も無理そうなので目標から外します。
今年はユイが勉強に目標を切り替えて<テスト全部90点以上とる>
パパは昨年の目標に加えて<バラフライで25メートル泳ぐ>たくさん目標があれば一つくらいできるのでは、と思っているようです。 私は<週一度は泳ぐ>に加えて<リビングをきれいにする>にしてみました。カーテンを替えることから始めてインテリアを研究したいと 思います。
なーんて、いつも最初はいろいろ考えて張りきるんですけどねー。今年こそ頑張ります!


2001,12,5

罪作り?
ラヴィが結婚してから2週間以上経ちました。
直後のラヴィにはそれほど変化を感じなかったのですが、少しずつ「あれ?」と 思うことが出てきました。夜寝る時間になると「キューン、キューン」と鼻を鳴らしてユイや私にすりよってくることがあります。 何よりマウントが結婚前より、とにかく頻繁になっています。「モモちゃんを思い出してるのかな。寂しいのかな」「モモちゃんに会わせてあげたいね」 ユイの言葉になにやら心の痛みを感じます。”ラヴィの子供を作りたい”という思いでそういう設定をしたのは私たちで、ラヴィは ”自分の子供が欲しい”とは思わなかったでしょう。”お嫁さんと仲良くできて嬉しかった”でしょう。それなのに、さっさと 引き離してしまった私たち。
発情なんて本能的なもので、その場限りと考えていたのが甘かったのかもしれません。ラヴィによけいなストレスを与えてしまったような 気がします。
ラヴィの子供を、と思わないで、お嫁さんをもらうのがラヴィには幸せだったんだなあ。うちでは子供は産ませられないけど。
と、ちょっぴり苦い思いをかみしめています。


2001,11,24

芸術の秋
秋はいろいろな発表会のシーズンです。ユイは21日に小学校の合奏団で市の音楽会に出演。テノール・アコーディオンの パートで、「エル・クンバンチェロ」という曲を演奏しました。会場が私の職場に近かったので、時間に合わせて会場に 急行!スタンバイのところに間に合い、鑑賞することができました(親バカ)
黄色のバンダナがユイです。

23日にはピアノの発表会があり、自分で先生にお願いして選んだ「となりのトトロ」を弾きました。あがってしまったのか、 途中をとばしてしまいましたが、何事もなかったかのように最初にもどってまた弾き始めたので、親はびっくり!でした。 妙に長い「トトロ」でした(^^ゞ
この発表会のプグラムの最後がリストの「ため息」とあったので、こんな難しい曲を弾くのはどんな子だろうと思っていたら、 出てきたのが柔道の井上選手みたいな、ごっつい高校生くらいの男の子!ポロシャツに綿パンのラフな格好でしたが、演奏は 繊細で情感たっぷり。聞きほれてしまいました。そういうギャップって面白いし彼の将来が楽しみな感じでした。


2001,10,26

食欲の秋
今日,職場の人たちと「豆ふ会席」を食べてきました。 パパとユイにはレトルトカレーで我慢してもらいました。申し訳無いことです。。
まず、「湯葉の刺身」これがもう、まったりとした甘味があって絶品でした。 そして「手作り豆ふ」一人一人のコンロにのせた鍋に大豆を濾した豆腐の元が入っていて、 そこに”にがり”を入れ、右に8回、左に7回、お玉でかき混ぜます。この回数は 守らないと豆腐がきれいにできません。待つこと数分、微妙な味わいの豆ふが完成です。 タレに少しずつつけていただきます。
「豆ふのコロッケ」少しお肉が入っていて ボリュームがありました。「揚げ豆ふきのこあんかけ」「じゅん采とシソの冷奴」 全部豆ふなのに不思議と飽きません。ごはんと一緒に出てきた味噌汁はなめこと豆腐汁。
余興に「豆ふ早食い大会」があり(私は不参加です)「もう豆腐は当分食べなくていいなあ」 の声の中、仕上げに「豆ふのチーズケーキ」が出てきました。すごい!
何だか豆ふの実力?をこれでもか、と感じるお料理でしたー。 ちょっぴり日本酒もいただきながら、食欲の秋を満喫。久々のヒットでした。


2001,10,19

久々にコラムを書きます。テーマはですね、読書の秋、です。
私は基本的に恋愛小説が好きです。高校で古典を教えたりしますが、「徒然草」や 「枕草子」ではなく、「源氏物語」や「伊勢物語」だけ読みたいものだと 常々思っているわけです。(兼好さん、清少納言さん、ごめんなさい)
最近話題の川上弘美著「センセイの鞄」
これはもう、久々に読んだ極上の恋愛小説 です。ずっと胸がキューッと痛い感じで読んできて、ラスト2章のところで、 涙があふれてきて困りました。
川上弘美の本は以前に「蛇を踏む」を読んで、何だか現実と超現実が混ざり合った おどろおどろしい雰囲気で、「ふーむ、あまり好きなタイプではない」と ×を付けておいたのですが、今回あまり評判がいいのと、アマゾンのギフト券が 手に入ったのでつい購入してしまいました。
「センセイの鞄」は100%リアルですが、でもどこかふわんとして、 淡い空気の中で物語が進行します。37歳の独身の主人公ツキコさんが、昔教わった高校の 国語のセンセイ(おそらく70歳近い)と恋をする。少しずつ二人の距離が縮まっていく ところもいいけれど、やはり、「私はあとどれくらい生きられるでしょう」と センセイが尋ね、「ずっと」と答えるツキコさんに「ずっと、でなければツキコさんは 満足しませんか」と返すところなどが心に残ります。
恋愛小説が好きな方には、この秋、イチオシでお薦めします。

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